【観光局で働くってどう?】元職員マダムが語るリアルな仕事内容とお給料事情

    こんにちは、マダムです。
    実は私、今は航空会社で働いていますが、その前は某国の観光局で数年働いていたことがあるの。

    「観光局で働きたい」「海外と関わる仕事がしてみたい」
    そんなふうに考えている方に向けて、観光局のお仕事のリアルをお届けします。

    華やかに見えるけど、実際はどうなの?
    気になるお給料の話も、正直に書いていくわね。

    昔の観光局って、すごく派手だったのよ

    私が観光局で働いていた頃、日本の観光市場は各国から大注目されていたわ。

    例えば——

    • 大型ターミナル駅で観光イベントを開催
    • 首都圏はもちろん、大阪、名古屋、福岡でも広告バンバン出稿
    • 日本語パンフレットを大量に作って、旅行者の質問にも(丁寧に?)対応
    • 旅行会社との連携や、旅行博での豪華ブース設営なども担当

    特にハワイ、タイ、シンガポール、香港あたりは、予算が桁違いで、PRも本気。
    スタッフも「オラオラ」自信と熱意にあふれてたの。

    正直、華やかでキラキラした世界だったわ

    観光局っていっても業務は大きく分けて2つ。

    1つは広報・マーケティング。いわゆる一般の消費者向けではなく

    マスコミを相手にする仕事ね。プレスリリースを作ったり、メディア向けの視察ツアーを用意したり、イベント開催にむけ広告代理店とやり取りなど、対メディアのお仕事。

    もう1つは旅行会社を相手にした業務。旅行会社にその国のツアーをたくさん作ってもらって、販売してもらうための仕事よ。大手旅行会社や航空会社とタッグを組んでツアーを作ったりキャンペーンを行ったり。旅行会社の企画担当者を集めてセミナーをやって知識のブラッシュアップを図ったり。とにかく日本人のお客様に来てもらうには旅行会社の協力によりパッケージツアーを作ってもらってこそだったのよね。←過去形。

    でもコロナがすべてを変えた

    そしてコロナのパンデミックで状況は一変。

    多くの観光局が日本から撤退、もしくはオフィスを縮小・閉鎖
    今は、PR会社や広告代理店にまるっと業務を委託して、最低限の活動しかしていないところも増えているのよ。

    華やかなイベントもなくなり、パンフレットもオンライン化。
    そして今は、正直…日本人が“メインターゲット”ではなくなりつつあるの。

    え?日本ってそんなに見捨てられてるの?

    そうなのよ。悲しいけど。

    理由はシンプルで、日本人の海外旅行者が減っているうえに、円安&物価高でお金を落とさないから。

    昔は「日本人が行けば経済が潤う」ってくらいの存在感があったけど、今はもう、
    「お金を使ってくれる国」の方が大事なのよ。

    だから韓国、中国、インド、東南アジアなどにシフトしている観光局が多いのも事実。

    それでも観光局で働く価値はあるの?

    あると思うわ。
    だけど、「華やかで楽しい!」だけじゃなく、地道でタフな一面も知っておいて。

    観光局の仕事って本当に幅広いの。

    • イベント企画・運営(ザ・肉体労働。運動不足の解消と割り切る)
    • メディア対応(テレビや雑誌の取材アレンジ)
    • パンフレット制作(コンテンツ企画、翻訳チェック)
    • SNS運用やデジタルマーケティング(ネタ探しが苦痛に)
    • 旅行会社や自治体との商談・提携

    観光局って観光に特化した大使館。

    つまりバリバリの外資系よ。

    少人数でなんでもやるが基本だから、マルチタスクは必須!

    いたしません!なんて言ってられないわ。

    給料はどうなの?リアルな数字を教えて!

    みんな気になる「お給料」の話、正直にいくわね。

    私が観光局で働いていたときは、月給35万円

    外資だから正社員という概念がそもそもなくて契約社員。


    残業代は出なかったけど、イベント時期は遅くまで働くこともしばしば。
    ボーナスはナシ。代わりに出張旅費や食事手当がついたりはしていたわ。

    ちなみに相場で言うと:

    ポジション月給目安備考
    初級スタッフ(契約/派遣)25〜30万円語学・事務スキルがあると未経験でも案外入れたり
    中堅スタッフ(経験者)30〜40万円広報やマーケティング経験が評価される
    管理職・責任者クラス45〜60万円以上いわゆる部長課長待遇ね。日本企業じゃないから上下関係ってあまりない。

    求められるスキルは?

    観光局で働くなら、これが求められるわ:

    • 英語力(TOEIC800〜以上が目安)
       → 英文メール、会議、資料翻訳など日常的に発生。
    • マルチタスク力&臨機応変さ
       → イベント準備や緊急対応など、「何でも屋」が求められる
    • マーケティングやSNS運用スキル
       → 若い層へのアプローチ手段は日々進化中
    • 人と接するのが好き!という気持ち
       → 旅行会社、自治体、メディア…調整相手は多い!

    最後に:それでも「観光局で働きたい」あなたへ

    華やかに見えるけど、案外地味と言いたいところだけれど、

    やっぱり旅行業界、航空会社で働いてきたマダムから言わせると、

    航空会社の次に華やかよ。それは確かだと思うわ。

    おまけに観光局で働いていたというと、箔がつくから

    次の転職の時にも有利に働くと思うわ。

    観光局の仕事って、本当にいろんな人と出会えるから

    旅行業界の人はもちろん、マスコミ関係の人とも

    パイプができてとても楽しくメリットだらけだったと思うわ。

    たとえ今の日本が“狙われる市場”でなくなっていても、

    AIがサポートしてくれたとしても、きっと観光局での仕事の価値は変わらないわ。

    マダムからのひと言:

    「旅が好き」だけじゃなく、「人」と「旅」が好きで「伝える力」があると観光局では武器になるわ。

    ✈ こんな人に観光局はおすすめ

    ✅ 海外と関わる仕事がしたい
    ✅ 旅行業界・航空業界にも興味がある
    ✅ いろんな人と連携しながら動くのが好き
    ✅ SNSやマーケティングに興味あり

    💡 次回予告
    「観光局で働くには?未経験からのステップ・転職のコツ」も準備中!
    こんなこと聞きたい!があればコメントくださいね。

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