面接室に入った瞬間から、私達面接官はじーっとみなさんをガン見しています。
それこそ一挙手一投足も見逃すまいとジーーーっと。
一瞬の隙も許さない
椅子があるこちらへ向かって歩いてくる頃にはもう結果は決まっていのよね。
「それでは受験番号を教えてください」なんてまるで今初めてお目にかかりました風に
面接官は申し上げるわけですが、もうすでに合否は確定しているのよ。
第一印象がイマイチで第二印象でひっくり返すのは至難のワザ。
ほぼ不可能と思ってくださいませよ。
ドアを開けて数秒で確定よ。
事実、マダムが面接官をやった時はね、あ、某アジア系の時の話よ。
受験生が面接室から出てすぐに、面接官同士即座に結果を出すわけだけれど。
日本人と本国スタッフの回答は9割以上ほぼ一致していたわけよ。
まれに日本人の感覚だとアレ??と不一致となることもあるにはあるけど、
この子はメイクで映える、制服に負けない雰囲気が出せる子
とか
良い雰囲気がある
とか。
本国スタッフの推しで通過することもあったわ。
とはいえ、何が言いたいかというと、美意識の感覚が違う外国人でも
キャビンアテンダントの面接で大事なのは、とにかく第一印象ってこと。
だってあなたが飛行機に乗った時も無意識に同じことをしているはずよ。
「今日のCAさんはどんな人かな?楽しみだな」という期待は
多かれ少なかれきっとあるはず。
飛行機に乗った瞬間、お出迎えしてくれるCAを「一瞬でチェック」し、
さらに通路を進み左右に並んでにこやかに迎えてくれるCAたちをこれまた
「いちべつチェック」しませんか?
つまりそういうこと。
お客様に見られた瞬間に好印象を残せることが求められるってことね。
これって案外大変よ。
前からはもちろん、お客様からは横顔や後ろ姿など多角的に見ているわけ。
一瞬の気のゆるみでムスッとした姿が映ってしまったら、、、?
面接官の印象に残る雰囲気を醸し出せたらとてもいいわよ。
とにかくマダムは面接官として長時間次から次へと同じようなスーツを着た
受験生を何百人もさばいて、お昼も近づいてきてお腹すいたなぁ、、なんて
ぼんやり座っていたとしても、不思議と面接室に入ってきた受験生を一瞬で見分けるのよ。
お腹すいた、疲れてイライラ、それはお客様も同じね。
だから面接官は疲れていようが何だろうがCAに求められる第一印象をクリアしているか否かを
一瞬で見分けるわけよ。
第一印象はとーーーっても大事。
第一印象がイマイチなのよね・・・
というあなた!
第一印象の良し悪しは何も航空会社受験だけに求められているものではないわ。
一般企業はもちろん、第一印象が良いだけ周りから好かれるんだから。
なんだかんだ得をすることがいっぱいあるわけよ。
だからとにかく第一印象を磨きましょうね。
美人じゃないからムリ、、なんて諦める必要まーーったくナシよ!
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